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高校運動部 メディカル&マネージャー講習會を開催! 大阪醫療福祉専門學?!ˉ幞钎%毳去飑`ナー部の學生が実技指導を行いました
2023.03.27
大阪醫療福祉専門學校は3月20日(月)、大阪市淀川區の本校で「高校運動部メディカル&マネージャー講習會」を開催しました。理學療法士學科メディカルトレーナーコース(夜間部?4年制)の専任講師、菊地淳先生がアスリートのための栄養摂取とカロリーの需給を中心に講義。部活動のメディカルトレーナー部の學生らがテーピングの実技指導をしました。參加者のほとんどがマネージャーの女子。學んだ內容を選手や指導者と共有するため真剣な表情で受講していました。講習會は大阪府教育委員會の後援を頂いて実施しました。
今回參加したのは、京阪神地區の高校の硬式野球部、サッカー部、バスケットボール部、バレーボール部に所屬するマネージャーら約40人。ポストコロナ時代の成長期アスリートの體力増進とコンディショニング、けがの予防をテーマに開催しました。
アスリートの食事の基本形は? 貧血予防のための栄養摂取は?
前半は「栄養摂取とリカバリー」をテーマに講義。菊地先生が試合で最高のパフォーマンスを発揮する食事について、欠食をしない、好き嫌いしない、練習?試合時間に合わせた食事と內容をチームで考え実行することなどを中心に説明。身體の活動レベルに応じた1日の必要エネルギー量を男子と女子に分けて示しました。そのうえで、アスリートの食事の基本形、エネルギーの消費量と摂取量のバランス調整による體重コントロールについて言及しました。
女子アスリートの場合、過度な減量や間違った減量により月経が無くなり、骨粗鬆癥につながることがあります。この予防のために必要な栄養素について、カルシウムは牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品を取ることを強調。カルシウムの吸収?骨への沈著に必要なビタミンDはサケ、ウナギ、サンマなどの魚類やきのこ類で、同様に必要なビタミンKは野菜や納豆で摂取するよう指導しました。また貧血予防のためには鉄が多い食品と、ビタミンCが多く含まれる食品を組み合わせて食べることが重要だと語りました。
さらに不足しがちなエネルギーやビタミン、ミネラル類を補給するための補食の大切さ、スポーツドリンクで塩分摂取をすることの重要性についても、詳しく解説していました。
醫學的知識が不足している學校運動部の狀況打開に向けて
講習會の後半はテーピングの実技です。參加した生徒たちが數人ずつのグループに分かれて行いました。足首の捻挫を予防するためのテーピングや、シンスプリント(足のすねの內側にある脛骨に痛みが生じる癥狀)の予防、アキレス腱の保護、ジャンパー膝(過度の運動による慢性的な膝の障害)の予防のためのテーピングの方法などについて、メディカルトレーナー部の學生たちが丁寧に指導していました。
學校スポーツでは、多くの部活動が指導者のマンパワーの不足により、醫學的知識が取り入れられておらず、簡単に防ぐことができる骨や関節の疾患、女子アスリート特有の婦人科癥狀が後を絶たない狀況と言われています。
菊地先生は「日本は醫學の先進國ですが、このような中學?高校の運動部の狀況は、スポーツ醫學後進國と揶揄されても仕方がありません。このことは、2年前の東京パラリンピックで理學療法士としてアスリートを支えてきた経験から、とくに実感します。われわれ醫療専門職がこの狀況を打開し、將來ある若者の體力増進?健康増進につとめなければならないと思います」と話していました。