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飛翔~2023新しい時代へ 大阪醫療福祉専門學校と大阪醫療技術學園専門學校/大阪醫療看護専門學校の卒業式が行われ 701名が醫療?福祉系のエッセンシャルワーカーとして社會に旅立ちました
2023.03.28
飛翔~2023新しい時代へ~。一気に春めいた3月9日(木)、學校法人大阪滋慶學園の大阪醫療福祉専門學校と大阪醫療技術學園専門學校/大阪醫療看護専門學校両校の卒業証書授與式及び専門士稱號授與がそれぞれ、密を避けるために午前と午後に分けて大阪市中央區のホテルニューオータニ大阪で行われ、3校合わせて701名の卒業生が醫療や福祉の専門職として社會に巣立っていきました。
卒業式は卒業生同士の間隔を十分に開けて、広い式典會場でのマスク著用は文科省の通達を受けて個人の自由という形で挙行されましたが、醫療?福祉職などエッセンシャルワーカーになる學生ばかりとあって、全員がマスクを著用して、「最後の授業」である卒業式に臨みました。ご來賓にも最小限の人數でご臨席いただき、保護者の皆様にも、參観して頂きました。
橋本學校長が告辭 「コロナの中で成長の種を蒔き良く頑張りました」
卒業式はいずれも約1時間で執り行われ、國歌靜聴のあと、橋本勝信學校長が卒業生への告辭を行いました。
橋本學校長は、「コロナ禍の中、対面とオンラインのハイブリッド形式での授業を余儀なくされ、実習なども外部に出れない辛さがありました。海外研修も中止になりました。そんな中で皆さんは成長の種を蒔き、よく頑張ったと思います」と、學生の頑張りを稱えました?!?br />
そのうえで、「皆さんが進まれる醫療や福祉、ヘルスケアなどの分野は科學技術の進歩でスピード化、業態変化が進んでいます。しかし一番大切なことは人の心に殘る生活の知恵ともいうべきEQ(心の知能指數)を高めることです?;颊撙丹螭涓啐h者の方に心遣いをし、共に寄り添うことで多くの方々から感謝の言葉を沢山もらって、それを自分のエネルギーにしていただきたい。國家資格を取れば終わりではありません。生涯學び続ける必要がある分野であり、人生100年時代に備えて、若いうちに第二専門職を身に付ける努力をして下さい。そして學び上手になって下さい」と門出を祝しました。
浮舟総長 「真のプロとしてキャリアを作っていって下さい」
また學校法人大阪滋慶學園を代表する理事長として、滋慶學園グループの浮舟邦彥総長が挨拶に立ち、2020年からのコロナ禍の中、大変な苦労をされ、努力を重ねて本日の卒業式に出席できたことへの敬意を表した上で、「卒業はゴールではありません。これからそれぞれのキャリアを創っていかなければなりません。プロは仕事を通して成長するのであり、スペシャリスト、真のプロとして成長していかなければなりません。仕事や職場を大切にしてください。いろんな経験をしていくでしょうが、どんなに苦しくても逃げないでチャレンジしていってください。その経験が皆さんのキャリアを創っていくのです」とプロフェッショナルの心得を述べました。
そして「また學び続けることの大切さを忘れないでください。皆様が進まれる醫療や福祉の業界は、どんどん進化していきます。學ぶことによって多くの気づきが得られ、皆さんの行動が変わるでしょう。そのことで良い習慣が身について人生をも変えていくでしょう。向學心を持ち続けてください。そして仲間や先生、業界の方々との人間関係を大切にしてください。その為にはコミュニケーションが大事であり、その原點は學園のモットー“今日も笑顔であいさつを”です」と、卒業を祝福しました。
頑張った卒業生に學校長賞や理事長賞、大阪府知事賞などの各賞が贈られました
卒業式には、大阪醫療福祉専門學校の理學療法士學科、作業療法士學科、言語聴覚士學科、視能訓練士學科、醫療総合學科、診療情報管理士學科の卒業生314名と、
大阪醫療技術學園専門學校及び大阪醫療看護専門學校の臨床検査技師科、言語聴覚士學科、薬業科、醫療心理科、鍼灸美容學科、醫療秘書?情報學科、専攻科醫療秘書専攻、看護學科の卒業生合わせて387名がそれぞれ出席。橋本學校長から3校の卒業生総代に選ばれた醫療総合學科の山口真央さんと、言語聴覚士學科(晝間部)の山田穂乃花さん、看護學科の山下絢香さんのそれぞれに、「よく頑張りました」と、卒業証書と醫療専門課程修了の専門士稱號、さらに文科省認定の職業実踐専門課程の修了証が贈られました。
また在學中に學業や學園生活の向上により頑張った學生に橋本學校長と礒橋文秀學校長、浮舟邦彥理事長からそれぞれ、校長賞や理事長賞、大阪府知事賞、大阪府専修學校各種學校連合會賞をはじめ、産學連攜に伴う各業界団體賞などが授與されました。またコロナ禍でオンライン授業への切り替え等もありましたが、厳しい環境下で休むことなく授業や研修、學校行事等に出席した143名の學生に皆勤賞、169名に精勤賞が贈られ、保護者席やご來賓席からひときわ大きな拍手が送られていました。
専門分野の卒業研究に取り組んで優秀な成績を収めた學生グループには、滋慶教育科學研究所(JESC)奨勵賞や學校優秀発表賞が贈られました。JESC奨勵賞が「作業療法士養成校學生のシャイネスレベルと実習達成感の関連~シャイな學生が実習達成感を上げるには~」を研究した大阪醫療福祉専門學校の作業療法士學科(晝間部)グループに、「RPA活用における業務改善と効果について~醫療秘書におけるDX推進~」を研究した大阪醫療技術學園専門學校の醫療秘書?情報科グループに、「オンライン授業の意欲と対面授業の意欲の比較」を研究した大阪醫療看護専門學校の看護學科グループにそれぞれ贈られました。
また優秀発表賞が「鵞足部(がそくぶ)痛について~発生機序と原因についての検討~」を研究発表した大阪醫療福祉専門學校の理學療法士學科(夜間部)グループと、「顔面鍼と頭皮鍼におけるリフトアップ効果および肌質効果の比較」を研究発表した大阪醫療技術學園専門學校の鍼灸美容學科グループ、「臨地実習前後の社會スキルの変化」を研究発表した大阪醫療看護専門學校の看護學科グループにそれぞれ贈られました。
優秀な卒業研究に日刊工業新聞社賞が同社西日本支社長から贈られました
また日刊工業新聞社賞が「ZOOMでの発話速度の変化による理解度の違いについて」の研究を行った大阪醫療福祉専門學校の作業療法士學科(晝間部)グループと、「マッソン?トリクローム染色の時間短縮について」の研究を行った大阪醫療技術學園専門學校臨床検査技師科グループ、「睡眠時間と記憶力」研究を行った大阪醫療看護専門學??醋o學科グループに、同新聞社西日本擔當西日本支社長の神阪拓様からそれぞれ贈られました。
卒業生のために沢山の祝電?お祝いメッセージを頂きました
各方面から多くの祝電?お祝いメッセージが寄せられ、その一部として実習受け入れ先や就職先などにあたる大阪大學醫學部附屬病院や大阪警察病院、獨立行政法人國立病院機構大阪刀根山醫療センターをはじめ、公益社団法人大阪府看護協會、同日本理學療法士協會、醫療秘書教育全國協議會、米國ドミニカン大學、クローバー?パーク?テクニカル?カレッジ、高等學校などから拝受したメッセージが読み上げられました。
各校の卒業生代表がそれぞれ謝辭を述べ、保護者に花束を贈りました
大阪醫療福祉専門學校は視能訓練士學科の卒業生
?。玻埃玻澳辏丛戮o急事態宣言発令中に入學した大阪醫療福祉専門學校視能訓練士學科の卒業生は、「想像とは全く違った學校生活のスタートでした。慣れない遠隔授業や自主學習の日々、課外授業や病院での臨地実習が中止になるなど不安な日々でした」と振り返りました。
それでも実習が再開され、患者さんから「あなたのお陰で苦手な検査も頑張れました。また擔當して欲しいわ」と言われ、その一言をきっかけに、力が発揮できるようになりました。在學中に目の手術を受けた経験から、二重に見えていたものが一つに見える感動を味わい、患者さんの気持ちやきれいに見えることの尊さを改めて學び、実感したと話しました。
?。丛陇橐暷苡柧毷郡摔胜胱錁I生は、「いままで関わっていただいた視能訓練士さんのように、患者さんの心に寄り添いながら眼科診療に貢獻できるよう、今まで以上に努力を重ねてまいります」と決意を述べ、家族や先生方、クラスメイトに感謝を表しました。
大阪醫療看護専門學校は看護學科の卒業生
兵庫県からやってきて一人暮らしをした大阪醫療看護専門學校看護學科の卒業生は、「コロナ禍の中での孤獨な生活のスタートでした。登校できないことへの不安と焦りの毎日でした」と言います。
「でも5月に入ると週に1回の登校となり、新しい友人が出來、不安や焦りを乗り越えることが出來ました」。
最も印象に殘った學びは、2年次の老年看護學実習で認知癥の患者さんを受け持ったことでした?!笟叭栅违饱ⅳ蛳婴?、かみついたり叩いたりする行動がある患者さんで、私は怖さを感じていました。このとき指導の先生から『一つは行動の変化だけではなく奧にある気持ちの変化をよく捉えること、二つ目は聲掛けをしながら患者さんに常に寄り添い、自分自身を支援者として認識してもらうこと』と2つのアドバイスを貰い、これに基づいて日々関わった結果、患者さんは笑顔になり、受け入れてくれるようになりました」と振り返りました。
そして、コロナ禍の中で実習を受け入れて頂いた病院、施設、患者さんへの感謝を表し、また離れながらも常に見守ってくれた家族、共に成長し合った友人、支えて下さった先生方に3年間のお禮を述べました。
大阪醫療技術學園専門學校は鍼灸美容學科の卒業生
「私が今、この場に立てているのは先生方や友人はもちろん、何より両親の支えがあったからです」。大阪醫療技術學園専門學校鍼灸美容學科の卒業生は、進路選びで悩んでいる時、仕事に対する考え方や將來へのアドバイスをしてくれ、美容鍼灸の道に進むことを決めるきっかけをくれたご両親への感謝の気持ちを述べました。
「仕事や家事で忙しいのに3年間、沢山苦労を掛けたと思います。何事もなく無事に過ごせたのは、父と母の助けがあったからこそと感謝の気持ちでいっぱいです。3年生になり國家試験の勉強を頑張っても思うように模擬試験の點數が伸びず、気持ちが落ち込むことが何度もありました。その度に父と母が褒めてくれ、不安を取り除いてくれました。二人の優しさがあったからこそ國家試験まで気持ちを切らすことなく頑張ることが出來ました。これからは父と母が私を支えてくれたように現場で患者様を支えられる立派な醫療人になれるよう頑張っていきます」と述べました。
それぞれ、お父さんやお母さんに感謝の花束を贈ると、厳しい環境下で卒業の日を迎えたことへのこみ上げる思いがあるのでしょうか、保護者席のあちらこちらでハンカチを目にする姿が目につきました。
式典終了後、各學科の擔任の先生方からメッセージが贈られました?!干鐣摔摔胜毪趣い恧い恧胜长趣ⅳ辘蓼?。どうしようもないことやミスを繰り返すこともあると思います。その時、何回くじけても、ミスしてもいいと思います。そこで自分をどうフォローできるかが非常に大事になります。もししんどいとき、悲しい時があればいつでも學校に來てください」など、各學科の先生方がそれぞれの思いを言葉に込めて言葉を贈ったり、教職員で作成したスライドショーで卒業生を送り出しました。
式の終了後は、各校ごとに最後の保護者會も開かれました。先生方からは保護者の皆様に「コロナ禍の中、學生は良く工夫し、よく協力し、考え、ここまで乗り越えてきました。言葉で、態度で、身體で抱きしめてあげてください」とお願いする場面もありました。