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グループ各校からのお知らせ:産學連攜/コンテスト
西表島環境保全プロジェクト
2022.04.01
〈各學校の新著情報〉 大阪ECO動物海洋専門學校
沖縄県?西表島(いりおもてじま)は固有種が數多く生息し、東洋のガラパゴスといわれています。しかし、イリオモテヤマネコをはじめとする希少な生物が危機に瀕しており、本校では西表島の自然保護に直接攜わってきました。
例えば國の特別天然記念物であるイリオモテヤマネコは、島內に100頭ほどしか生息していないにもかかわらず、ロードキル(交通事故)により命を落とし、環境省のレッドリストで最も絶滅の危険性が高い絶滅危懼IA類に指定されています。主な餌場となる水田が、過疎化と作業の効率化により衰退。そして管理しやすい車道沿いに集中した結果、様々な生きものや、それらを食べに來るイリオモテヤマネコが、車道付近へ出てきてしまうようになった事が原因の一つです。
車道から離れた場所に、多種多様な生物が暮らせる水田環境を取り戻すことによって、イリオモテヤマネコのロードキルを減らすだけでなく、様々な生物の保護に繋げることができます。そのためにプロジェクトでは、浦內川(うらうちがわ)沿いにある稲葉集落跡を餌場として整備。生物相調査を行い、草刈りなどを実施しました。
整備した餌場の周辺にはセンサーカメラを設置し、2021年初めてイリオモテヤマネコの撮影に成功しました。また島民と協力して、マングローブ林に漂著したプラスチックゴミの清掃や、ごみの分別などの環境活動を実施。植生や動物相などの地道な調査を続けながら、啓発活動を含めた自然保護活動を今後も実施していきます。
● 連攜企業:浦內川観光
● 學科?専攻?コース?學年:野生動物&環境保護専攻1?2年生
● 取り組み期間:2016年10月~現在も継続中